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■人毛かつらってシャンプーしないと、毛が固まるのよ
大変、大変、なぜ私は土壇場であれこれするのだろう。今日は帽子抜きで仕事に出かけなければならなくて、いくらウィッグといえども、やっぱり洗うかということになり
(この前に洗った日が思い出せない)、朝シャン。前髪付近がもつれにもつれ、ドライヤーをかけたら、ライオンヘアーになってしまった。それで、ヘアピンなどで押さえ、仕方なくプリモプエルのケロちゃんにかぶせた。「プリモの洋服」はあっても、「プリモのかつら」はないだろうなぁ。
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「それ、かつらをかぶせてあげたというより、かつらのせ台にしたんじゃない」などと言われてしまった。プリモちゃんだとかわいいのに……とブツクサ。
あー、あせる。あせる。9時から1時すぎまでやっとの思いで準備して、後は野となれ、山となれ。
あたふたとしているから、主治医の先生からもひとこと多い注意を受けるのだろうなぁ。
miyaさんの「車に気をつけてね。転ばないでね」を背中に受けて、トットとおでかけ。休みだというのに緊張しまくり。 |
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■がんケロール
今日はパネルディスカッションの司会をした。というと、エラソーに聞こえるかもしれないが、アナウンサーではないから、何年かに1回やればいいほう。パネルディスカッションは司会進行によっていかようにもなるとのことだが、私はやはりパネラーの人選で違ってくると思う。パネラーも経験したことはあるが、司会するほうが段取りが決まっているので気分は楽だ。
以前、パネラーをしたときには、事前に4つ位の質問を渡され、それに対してどのように考えるかを提出した。そのときのパネラーたちは自分のまとめたことを発言するのに精一杯で、互いに相手のいうことを聞いていなくて、一方通行の発言だけに終始してしまった。議論が必要な内容ではなかったからいいが、それならば15分ずつのミニ講演会の方がいいと思ったほどだ。
パネラーとしては予め何を聞かれるか分かっていたほうがいい。行き当たりばったりでは必ずあーいえばよかった、こーいえばよかった、なぜ思いつかなかったのだろうと後悔することが多い。
今回は全く立場が違う人たちが男女2人ずつ参加。主催者側から結論は出さなくてよいといわれ、テーマについて3つぐらい議題があり、事前に提出されていた各人の発言プランに沿ってディスカッションを進めていった。
挨拶に引き続き、自己紹介を5分ずつ行う。オーッ、ここで話を長引かせる人が多いけれど、なかなか順調じゃないか。上等上等と思いつつ、第一の問題提起に進む。時間の割り振りとしては自己紹介で30分みていて、3つの議題が各20分ずつで60分、それらが5〜10分延びたとして会場からの質問時間を15〜20分とって終了……と胸算用していた。
主催者側からは参加料(映画代より少し高い)をいただいているので、早く話し終えたとしても1時間半はもたせてくれと頼まれていた。
うーん。でも、新聞などで取り上げられている新ビジネス成功者Aさんもいるし、とにかくみんな弁が立つ人ばかり。1時間半で終わるはずはないと思った予想がズバリ的中した。
Aさんはギリギリまで発言プランを提出しなかったが、第一の議題について「議論するほどの問題とも思えませんが……」と言いながら(←だったら、これに関して発言は控えますとでも言えよ)、誰よりも長く演説した。新しい取組を成功させ、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いなので、自分のいうことは誰もが耳を傾けると思っているらしい。自信に満ちあふれているけれど、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という謙虚さは微塵も感じられない。マスコミに書かれているときにはとても立派なことが書かれていたけれど、日経新聞は経営者の内面までは書く必要がないものね。政治も経済も、今の世の中はこういう人たちが大きな顔をできる時代である。
脱サラで会社をおこした成功者は、おうおうにして自分の会社時代に考えたことが基準になっている。そこから編み出した哲学が絶対で、他を許容することができない。
もう一人のBさんは実績を堅実に積み重ねてきている企業の社長さんだが、発言も柔軟で、経営用語に不慣れな一般の人もよく分かる説明をしていたので、こういう人だからこそ他が追随できないような取組を軌道に乗せることができたのだと
納得した。
私がアンケートをした結果を踏まえ、「消費者はわがままだ」といったときである。Aさんが「わがままとは?」と言葉尻をとらえ反論してきた。消費者のわがままは消費者ニーズであり、それにこたえていこうと努力しなければ産業は発展していかないそうだ。産業といっても機械のネジを作るような工業とは訳が違う。それに司会者を仮想敵にしてどうするんだ〜。ところが、それまで腹にすえかねていたらしいCさんが猛烈に反論したので、思わず会場からパチパチパチ。私は語弊のあることを言ったことを詫びたが、Bさんが「基本的に消費者はわがままだと思うが〜」と断って、それでも出来る限りこたえようとしているという自社の取組を話してフォローしてくれたから助かった。
何が気に入らないのか知らないが、司会者の言葉尻をとらえて議論を吹きかけるのにもおどろいた。ふつうならば笑ってやんわりと「それは違うと思う」といえばすむことで大人げない。パネルディスカッションでは発言の多少が出てくるが、今回はかなりバランスがとれている、というかAさんが一番演説をふるっている。
帰宅してmiyaさんに説明したら、「それはないものねだりというんだよ。たとえばどんながんにも1錠飲めばたちどころに治る。予防効果もあって3年間は絶対にがん細胞が発生しない。副作用は便秘が治るという結構なもの。しかも健康保険適用後1錠198円、1錠でケロリと治る“がんケロール”を消費者が望んだとする。製薬会社は消費者のニーズがあったから必ずこたえないと産業が発達しないのかといえば、現実は否。そんなものができれば製薬会社は倒産する。いくら消費者のニーズと言われても無理だよ。無理なことをいうのは消費者でなく、“だだっ子”といいます。
銀行だって、個人預金者は大事だと口先では言っているけれど、内部では“ドブ”というのだと国家銀行に勤務していた人の息子が言っていたよ(←本当だろうか?)。消費者を妙にまつりあげる人、消費者は絶対という人は下心があるとしか思えない」と一笑に付された。
miyaさんのように当意即妙だと、相手に対応できるのに、私なんてシュンとなってしまった。でも、同じ分野といっても、ほぼ関わりない世界で生きているから、ま、いいかと思いつつディスカッションを終えた。miyaさんは「お客様は神様だと持ち上げていても、保証期間をこえて壊れたときに、明らかに企業の責任なのに有償となる。なおかつ客が悪いような言い方をする。消費者が一番なんて幻想ですよ」と小気味よい。
そんなわけで3つの議題をいちおう話し終えたところで、2時間が終了。会場から3人の質問を受け付けたら15分オーバーになってしまった。でも、会場の人が最後にすごくいいことを言ってくれたので盛り上がって終えることができた。終わりよければすべてよし。
いつも親しくさせていただいているパネラーの人は、パネルディスカッションは初めてだったので、なんと終了後に友人が花束をもってきていた(←宝塚のノリ)。
はぁ〜、緊張した(←のは最初だけ)。「いろいろな取組、可能性があるということをお分かりいただけたと思います
。考えるヒントを提供できれば幸い」といったコメントをして、あえてまとめはしなかったが、Aさんみたいなタイプはパネルディスカッションよりも講演向きだとひそかに思った。パネラーを見ていると、時間配分や、会場の人たちへの説明のしかたなどで、配慮や全体を見る目があるかどうかが分かる。
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初夏に開催された「がん患者大集会」の議事録を見ると、国営放送アナウンサーが司会を担当していたので、その仕切りを参考にしようと思っていたのになぁ。
パネラーの人は、何がテーマとなっているかをきちんと把握して臨機応変に対応すべきだ。立場が違えばディスカッションになりにくいのだから、相手の意見をよく聞いたうえで、自分の意見も述べてほしい。持論をやみくもに展開するのならば経営講座か講演会でいいのだ。
あー、もうやだやだ。司会もパネラーもやらない。絶対やらない。……でも、みんな熱心にきいてくれていたし、終わってみればおもしろかった。こんなお仕事がくるように、もっとやせよう(←めげてない)。 |
このごろ、ウィッキーの合い言葉で友達がメールをよこす。本当に口元が笑ったようになって、私も好きな言葉になった。カチンときてもウィッキー。むかついてもウィッキー。なめんなよと思ってもウィッキー。本当に楽しくてもウィッキー。なんだか、私も人間ができてきたみたい。
がんケロールほしいよ。ウィッキー!! |